二重整形の埋没法とは、専用の針と糸を使ってまぶたの表皮と裏側の筋組織を糸で結び、二重を形成する方法です。
プチ整形ともいわれる埋没法にはどのような種類があるのでしょうか。メリットやデメリットもみていきましょう。
目次
二重まぶた埋没法とは
二重整形の施術には「埋没法」と「切開法」があります。
まぶたをメスで切る切開法と比べて気軽にできるのが埋没法。メスを使わず短い時間で施術が終わるというお手軽感から注目を集めています。
気軽に二重にできることから人気の埋没法とはいったいどのような施術なのでしょうか?
埋没法のメリット
埋没法は専用の針と糸を用いて二重を形成する方法で、手軽に施術に踏み切れることから人気を集めています。
痛みや腫れが少なくダウンタイムが短いのが特徴。
切開法に比べて料金が安いのもメリットのひとつです。
また、希望する二重まぶたにならなかった場合、抜糸して元に戻せるのも埋没法のいいところです。
- 手軽に二重まぶたにできる
- 傷口が目立たない
- 痛みや腫れが少ない
- ダウンタイムが短い
- 手術の時間が短い
- コストを抑えらえれる
- 失敗しても抜糸して元に戻せる
埋没法のデメリット
埋没法にはメリットだけではなくデメリットもあります。
手軽に施術できるものの、永久的に二重になれるわけではありません。
個人差はありますが持続できるのは約3~5年です。また、まぶたの状態によっては糸が膨らんでみえることも。
- 数年後に二重ラインが薄くなったり元に戻ることがある
- 糸が膨らんで見えることがある
- まぶたに厚みがある場合は不向き
元に戻りやすいというデメリットのある埋没法ですが“元に戻りにくい”施術を行っているクリニックもあります。
以下の記事に元に戻りにくい埋没法を導入しているクリニックをご紹介しています。
埋没法ってどんな施術?
埋没法は専用の針と糸を用いてまぶたの表皮から裏側の筋組織を結びつなげる施術です。
この施術により、目を開いたときにまぶたの皮膚が折り込まれ、二重を形成します。
糸が切れたり緩んだりすると二重のラインが薄くなったり消えてしまう場合も。
永久的に二重になれるわけではありませんが、通常3~5年程度は持続します。
埋没法にも種類がある
埋没法にも「瞼板法(けんばんほう)」「挙筋法(きょきんほう)」の2種類があります。
これらは、まぶたの表皮と裏側のどの箇所を糸で結ぶか?の違いです。
瞼板法(けんばんほう)
まぶたの裏にある組織「瞼板」に糸を通す手法です。
挙筋法より腫れが少なくて済むのが特徴。眼球に近い箇所に糸を通すため、違和感を感じることもあります。
挙筋法(きょきんほう)
まぶたの裏の組織「瞼板」の上部にある瞼板挙筋腱膜とまぶたの皮膚を糸でつなげる手法です。
自然な二重になりやすい反面、術後は腫れやすく人によってはまぶたが開きにくくなることも。
一方、眼球より上に糸を通すため、眼球を傷つけるリスクがほとんどありません。
埋没法のメニュー
ひと言に埋没法といっても、クリニックによってさまざまなメニューがあります。
糸の通し方や結び目の位置、留める箇所など、クリニックによって手法はいろいろあります。
一般的な埋没法のほか、元に戻りにくい方法・腫れにくい方法があります。
一般的な埋没法
もっともオーソドックスな方法が1点留め・2点留め・3点留め・4点留めです。
希望する二重ラインになるように1本の糸を通して1箇所留める方法が1点留めです。
同じように2箇所留めるのが2点留め、3箇所留めるのが3点留め、4箇所留めるのが4点留めです。
一番安いのが1点留めで、まずはお試しで埋没法にチャレンジしてみたいという人におすすめ。
一般的な埋没法については、以下の記事に詳しくまとめています。
元に戻りにくい埋没法
埋没法は永久的ではなく、3~5年経過すると二重ラインが薄くなったり取れたりするデメリットがあります。
ただし、元に戻りにくい埋没法は手術が複雑になるため腫れやすく抜糸が難しいというデメリットもあります。
元に戻りにくい埋没法は以下で詳しく解説しています。
腫れにくい埋没法
一般的にはまぶたの表から糸を通しますが、まぶたの裏から糸を通すことで腫れを防ぎます。
糸の結び目がまぶたの裏側になるため、目を閉じたときの結び目も気になりません。
腫れにくいため、術後すぐにメイクできるというメリットがある反面、抜糸が難しく万が一糸が出てしまったときに眼球を傷つけるリスクがあります。
埋没法は切開法と違って気軽に施術に踏み切れることから人気です。
いわゆるプチ整形は日帰りOKでお手軽かつ料金も安く済むため、まとまったお金を用意できない学生さんにもおすすめです。
若い方の需要も多いため学割を設けているクリニックもたくさんありますよ。
腫れにくい埋没法については以下に詳しく解説しています。
埋没法の施術の流れについては以下にまとめています。
埋没法の料金の相場
埋没法の料金はいくらくらいなのでしょうか。施術の種類ごとに料金の相場をみていきましょう。
1点留め | 9,500円 |
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2点留め | 12,5000円 |
3点留め | 17,0000円 |
元に戻りにくい施術法 | 235,000円 |
腫れにくい施術法 | 325,000円 |
料金が安い埋没法ですが、最近では戻りにくい・腫れにくい手法に注目が集まっています。
最安値の1点留めに比べて高額になりますが、クオリティを追求する人も増えてきています。
大手クリニックではさまざまな手法の埋没法を用意しているため、予算や目的に合わせて自分に合った方法を選んでくださいね。
1~3万円の格安の埋没法の施術を受けられるクリニックについて、以下の記事で紹介しています。
埋没法ができないタイプ
埋没法が不向きな場合もあります。
専用の針と糸を使って、皮膚と筋組織を繋げて二重を形成する埋没法。
まぶたの脂肪が多いと二重をうまく形成できなかったり、糸が取れやすくなる原因にもなります。
まぶたが分厚い人が埋没法で施術する場合は、数点を繋げるか元に戻りにくい手法を選びましょう。
埋没法に適しているのか?自分ではわからない人は、カウンセリングの際に医師に相談してみましょう。
切開法については以下にまとめています。
埋没法のリスク
手軽にトライできる二重整形の埋没法ですが、よく聞くリスクや危険性・失敗例を挙げてみました。
- 糸が緩む・取れる
- 糸を結んだ箇所が膨らんで目立つ
- 糸が飛び出てくる
- 目に違和感がある
- 傷口が化膿する
埋没法のリスクや失敗事例については以下の記事にまとめています。
埋没法は元に戻すことができる
皮膚と筋組織を糸で結ぶことで二重を作る埋没法。
万が一、納得のいく結果にならなかった場合は元に戻すこともできます。
抜糸して結んだ箇所をほどくことで元の状態に戻ります。
ただし、埋没法の種類によっては抜糸できない場合もあるので注意してください。
抜糸できないケース
- 埋没法の施術を行って時間が経過している
- 複雑な縫い方で抜糸が難しい
- まぶたの裏側に結び目を作っている場合は抜糸できないこともある
元に戻りにくい埋没法は抜糸も困難です。
お試し感覚で埋没法にトライしたい場合は、1点留めなど元に戻しやすい方法を選ぶことをおすすめします。
埋没法の抜糸方法や施術の流れについては以下にまとめています。
二重埋没法の種類とメリット・デメリットのまとめ
簡単に二重を形成するプチ整形の二重手術「埋没法」にはいくつかの種類があり、施術内容や料金が異なります。
クリニックによって取り扱っている埋没法の種類もさまざまです。
最安値で元の状態に戻しやすい「1点留め」を選んで、自分の表情がどうなるのか試してみるのもおすすめ。
自分に合った方法やクリニックを見付けて、後悔のないよう二重整形に挑んでみてくださいね。