人生初のマラソン大会「八幡高原聖湖マラソン10km」に参加してきました。
私がランニングを始めたのが2018年3月。この日まで半年練習を積んでの初レース。
いずれはフルマラソンを完走することを目標に、日々コツコツ走ってきました。
聖湖マラソンってどんな大会?
聖湖マラソンは“せいこマラソン”ではなく“ひじりこマラソン”と読みます。
実は大会当日まで、ずっと“せいこマラソン”だと思っていました。そんな読み方するのは私くらいでしょうか(^_^;) 道中の看板のフリガナを見て初めて知りました。
受付とスタート&ゴールは「やわたハイランド191リゾート(スキー場)」となっています。(大会会場:広島県山県郡北広島町八幡原)
コースはハーフの部、10kmの部、5kmの部があり、それぞれ10分の時間差でスタートします。
【受付】7:00~9:30
【開会式】9:30~
【競技スタート】ハーフ 10:30~ 10km 10:40~ 5km 10:50~
【表彰式】13:20~
タイムスケジュールは上記のとおり。
制限時間はハーフ140分(折り返し地点80分)、10km80分、5km50分。
他の大会に出たことがないのでアレですが、この制限時間、個人的に厳しいと感じるのは私だけ?今なら制限時間に引っかかることなく走れそうだけど、数ヶ月前なら到底無理なペースです。
やっぱり大会に出るならしっかり練習してね。ということなのでしょうかね。
想定外!坂道だらけのコースに撃沈
マラソン大会で気になるのがコースですよね。
特に私の場合、マラソン大会自体が初めてだったので、いったいどんなコースを走るのか?気になって仕方ありませんでした。
ちなみに聖湖マラソン、坂道多し!で有名みたいですね。
Twitterのフォロワーさん曰く、坂が多いから普段の時計のタイムは当てにならないよ~とのこと。
実際に10kmのコース概要を見てもわかる通り、ほとんどが坂道です。
(大会公式サイトではアップダウンの様子は分かりませんでしたが、当日配布されたパンフレットを見て震えました)
ほぼ坂道じゃん!!( ゚д゚)
初心者ランナーの私。初戦はフラットなコースにエントリーすれば良かった!と少しばかり後悔しました。
が、自分なりに精いっぱい練習してきたし、本番ではその成果を試してみたい!という気持ちの方が強かったです。
会場入り
当日の受付時間は7時~9時半。8時前に会場に到着するように出発しました。
到着時間はこれくらいでちょうどよかったと思います。あまり早く着き過ぎてもソワソワするし、遅くても焦ってしまうし・・・
車で行く場合は、エントリーの際に駐車場の申し込みができます。
その他に広島駅新幹線口から会場行きのバスも出ていて、こちらもエントリー時に申し込みできます。自力で行くのが困難な方も安心してエントリーできますよ。
やわたハイランド191リゾート(スキー場)が受付会場&スタート地点となっているため、駐車場の台数には余裕がありそう。
当日は係員の方が誘導してくださったので、スムーズに駐車できました。
本番前の待機
到着後、まずは受付を済ませました。
受付は各コース部門ごとに分かれていて、並ぶことなくスムーズでした。
行きは本番のウェア着用でしたが、走った後は ↑この更衣室↑ で着替えることができました。
ちなみに、大会当日のウェアはこれ。
この蝶柄タイツ、とにかく派手でかわいい♡
一目惚れです(*´з`)
蝶柄に合わせて買ったのがこちら。
いろんなTシャツと合わせてみたけど、これが一番しっくりきました♪
どちらもお気に入り♡
ウェアひとつでもテンション変わってきますね。
受付を済ませた後に、Twitterのフォロワーさんのふなぴさんにご挨拶。
基本、ぼっちランナーの私。事前に声をかけていただいて嬉しかったし、心強かったです。ふなぴさん、ありがとうございます。
その後はスタート時間の1時間前くらいまで、のんびり車で待機していました。
実際に会場に着いてわかったのですが、やわたハイランド191リゾート2階の食堂や休憩所が待機スペースとして開放されていますし、ゲレンデの芝生にテントやタープを張って、そこで待機されている方もたくさんいました。
ゲレンデ待機はちょっとしたピクニック気分が味わえそう。
来年はレジャシートくらいは持参したいな。折りたたみイスもあればいいかも♪
ウォーミングアップ
本番40分くらい前からウォーミングアップ開始!
このウォーミングアップ、どうするのが自分にとって一番いいのか悩みました。
普段、ネガティブスプリット(6分台スタートからのビルドアップ)なので、本番では あらかじめできるだけ心拍数を上げて、最初の1kmから5分台で走るのが理想でした。
かといって、あまり足を疲れさせたくないし、ゼーハーなり過ぎるのもよくないし、
ウォーミングアップ難しい~。
何回も大会を経験すれば、自分にとってのベストが見つかるのでしょうが、なんせ何もかもが初めてだったのでドキドキです。
具体的にどんなことをすればいいのかよくわからないので、一緒に出場してくれたベテランランナーさんの真似っこでウォーミングアップ。
1kmくらい?軽くランニングして、最後は70%くらいの力で軽くダッシュを3回くらい?なんだかドキドキし過ぎて、ウォーミングアップの内容、よく覚えていません(・Θ・;)
スタート前の不安
ハーフのランナーさんが先にスタートして、いざ10kmの部のランナーがスタート地点に待機します。
この時のカウントダウンのドキドキ感・緊張感、たぶん一生忘れません。
3分前、1分前・・・本当に心臓バクバクで、これでかなり心拍数が上がったと思います(笑)
・思い通りの走りができるか?
・そもそもちゃんと制限時間内に完走できるの?
・給水場があるけど給水するの?しないの?
いろんな思いが頭の中を駆け巡りました。
練習では10km50分切ることができなかったのですが、実はひそかに本番では50分切りを狙っていたこともあって、余計に緊張感が高まってきます。
Twitterのフォロワーさんがみんな応援してくれている!というのもかなり励みになりました。この場を借りて、いつもありがとうございます。
聖湖マラソン10kmの体験記
泣いても笑っても、これから10km全力で走る!というやる気が漲ると同時に、緊張感が漂います。
いざスタート!本番
スタート前の心境としては、絶叫マシーンに乗り込んで出発する前の「もう逃げられない」という感覚に似ていました。
もう走るしかない!30秒前からはそれだけを考えて…ピストルバーン!の合図とともにスタート。
キロ5分台で・・・と思っていたけど、周りの波に飲まれて時計を見ると、最初の1kmは4分47秒で走っていました。
こんなスピードで走り出すのは初めてです。早々から「大丈夫なのか?私」という不安に掻き立てられました。
でも、波に乗ったからにはこのまま突っ切ろう!ってことで、無心になってガンガン攻めていきます。
3kmくらいまでは意外とイケるじゃん!と、意気揚々でしたが間もなく迫ってくる急坂に打ちのめされました。
スタートからしばらくはフラットだったけど、最初に迫ってきた急坂で意気消沈。ここで一旦、いっきにペースが落ちてキロ5分35秒ペースに。
それでもいつもの滑り出しよりはかなり速いのですが。。。
いやぁ、大会ブーストって本当にあるんですね。実力以上の力を発揮する的なやつ。
ここからは、ひたすら上り&下りの繰り返しです。平坦な道はほぼありません。
ほんと、なんて過酷なレースなんでしょう。初心者いじめです( ̄Д ̄;;
折り返し5km!坂道がツライ
折り返しの5km地点まで、本当に本当に長く感じました。
普段の練習の5kmとは感覚が違い過ぎます。
4kmから折り返しまでの1kmは下り坂。ここで少しばかり充電できました。
が、当然のことながら折り返し後は下ってきた道のりをそのまま引き返すことになります。
もうホント心臓破れそうでした。苦しくて苦しくて。練習では味わったことのない苦しさ・ツラさ。(練習の時は全力といいながら、実はそうではなかったことをココで確信!)
歩く・止まるはご法度だったはずなのに、気づいたら坂の途中で止まってました。
後ろからくるランナーさんに「大丈夫ですか?無理したらダメですよ。」と声をかけてもらうも「無理じゃないし!いけるし!!」という負けん気が勝って、再び走り出します。(声かけてもらわなかったら、もうちょっと休んでたかも^^)
その後も上り&下りを繰り返すわけですが、後半は上りの度に止まってしまいました。
歩くのではなく、立ち止まってしまったのは本当に悔やまれます。歩いた方がまだマシですよね。
ゴール後から数日経った今も、止まってしまったことを激しく後悔しています。
「なんで止まったの?せめて歩こうよ、私。」みたいな、ね。
ラップタイムはこんな感じ。
(※ゴール後、時計止めるの忘れてる^^)
見事に上り坂でペースダウンしてるのがわかります。
折り返し地点の5km~6km・・・おっそ( ;∀;)
いよいよゴール
後半は何度も上り坂に打ちのめされつつ、、、なんとかゴール。
当初の予定ではラスト3kmはカッ飛ばすつもりだったけど、そんな体力&気力は全くなし。終始ヘロヘロ状態でした。
せめてゴール前の200mくらい全力疾走できればよかったのですが、それすら無理でした。
悔しいけど、やっぱりそれが今の自分の限界(実力)なので受け入れなくてはいけませんね。
苦手な坂道を克服したい
坂道はしんどかったけど、私の場合はラップタイムを見てもわかる通り、下り坂にだいぶ助けられました。
下りは4分台~5分台前半で走り、上りのタイムロスを補填した感じです。
レース中に感じたのは「上り坂に強い人」と「下り坂に強い人」の両タイプがいるということです。
ちょうど私と同じくらいの位置で走っていた赤いTシャツ&茶髪の男性ランナーさん(仮名:レッドさん)がいて、その方と私…対照的だったのが記憶に鮮明です。
というのも、上りで必ずレッドさんに抜かされて、下りで私が抜き返す・・・というのを繰り返していたからです。
「レッドさんは上り坂に強くて、私は下り坂に強い」というのが、面白いくらいあからさまでした。
でも、最後はレッドさんを見失ってしまったので最終的にどっちが先にゴールしたのかは不明です。レッドさんの結果、かなり気になります。ブログを読んでくれていたらコメントください(笑)
結果(記録・タイム)
今回の記録は
52分6秒
種目順位:6位
10km一般女子総合:14位
50分切りの目標は達成できなかったけど、自分なりに頑張れた!完走できた!!という達成感はあります。
聖湖マラソン、男性部門は速い方が多くて激レースっぽかったけど、女性部門は比較的ゆるめで入賞が狙いやすいのかな?
走力に自信のある女性ランナーさんは是非、出走してみてください。
【2019.9 追記】
初めてのマラソン大会から1年。第36回聖湖マラソン10kmも走ってきました。
1回目の反省を活かして、10kmレースの自己ベストを更新&入賞することができました\(^o^)/
完走後のお楽しみ
ゴールした後は更衣室で簡単に着替えを済ませて、お楽しみタイム゜+.(・∀・).+゜
アユでもなくヤマメでもなくイワナでもなく・・・名前は忘れたけど川魚&ビール。
あとは参加賞の山菜弁当や焼き鳥なんかも食べながら、グビっと!このひと時がたまりません(’∀’*)
芝生でゴロゴロしながら、ゆっくりまったりしながら飲み食いするのもいいですよね~♪
やっぱり来年はレジャーシート持参が必須です。
パーっと!打ち上げ
大会後の打ち上げも楽しかった~♪
「あの時、こうすれば良かった!」「ああすれば良かった!!」「悔しいぃぃぃ~!」
ここでも反省点がたくさん出てきます。
同じ大会に出走したメンバー同士で飲み会する楽しさ、ハンパないですね。コレも病みつきになりそう.ヽ(^Д^*)/. ゜
今回、一緒に出場してくれたベテランランナーさんは大会経験豊富!いつもいろいろとアドバイスいただいて、勉強になります。
聖湖マラソンの反省点
10kmだから給水はしない!と思っていたのですが、暑いのと苦しいのとで往路・復路ともに給水。体にも頭にも水ぶっかけました。
10km本気でタイムを狙う場合は、本当は給水しない方がいいのでしょうね。
あとは、復路の上り坂で数回立ち止まってしまったことも、やっぱりものすごく悔やまれます。
こういう苦しい時にこそ頑張らないと私!と、フツフツと後悔の念が湧き起こります。
たとえペースは落ちたとしても、頑張れば止まらず走れたんじゃないの?と。
とはいえ、手を抜いていたわけではなく、限界値まで追い込んで全力を尽くしたので、やっぱりこれが自分の限界だったのでしょうね。力不足を痛感します。
苦手を克服するためにも、日頃のランで坂道練習は取り入れないとな…と思います。
(いつも思うだけでなかなか実践できないけど…今度こそは!)
大会ブーストって本当にある
今までの練習で2回ほど本気で10km走ったことはありますが、最初から4分台でスタートしたのは初めてです。
これが吉と出たのか凶と出たのかは定かではないけど、これぞまさに大会ブーストと言われるところなのでしょうか。
もしかすると、周りに流されず自分のペースで5分台でスタートしていれば、ゴールまでの数キロ、スパートかけることができたかもしれないし、逆にタイムはもっと遅くなっていた可能性もあります。(タラレバの話になりますね^^)
大会経験を積んでいけば、“自分の走力”がもっと明確になって、戦略も練りやすくなるのかな。
次の大会へ向けて
総括すると、とにかく経験を積め!ですね。
いろいろ後悔や反省点はありますが、大会の雰囲気を味わえたのは大きいし、こんな私でもちゃんと完走できた!というのは今後の自信に繋がりました。
今回の反省は次の10km大会で活かしたいと思います。
何があっても止まらない!せめて歩く(歩くのもダメだけど)これは絶対です。
ゴール直後は、しんどすぎる!もう走りたくない!!って思ったけど、時間が経つと苦しさよりも達成感・充実感の方が勝って、楽しい思い出しか残らないのが不思議ですね。
こうやってマラソン大会の魅力にハマっていくのかな。
次は10月の「第33回ヒロシマMIKANマラソンのハーフ」に出走予定です。
猛暑も終わって日中もだいぶ涼しくなってきたし、今月はロング走を積極的に取り入れていきたいです。
はじめまして,還暦ランナーな鈍足親父と申します。
初マラソン完走おめでとうございます。これからどんどん速くなられそうなデビュー戦ですね。
給水を手にされたということは,体が欲しているからなので,ちゃんと摂られたのは正解だと思います。私は走り始めたころ,10kmレースでしたが脱水になりかけたことがあります。
来月の江田島のハーフ楽しみですね。頑張ってください。
鈍足親父さん、はじめまして。
コメントとTwitterのフォローありがとうございます^^
ブログを始めて、初のコメントなので嬉しいです♪
やはり体が水を欲してたんですかね。
暑い日でしたし、もし給水していなかったら体調崩していたかもしれませんね…。
はい!来月のハーフも頑張ります♪
ありがとうございます(*^_^*)