2020年8月に発売された「ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%」。ナイキセールのタイミングで遅ればせながら購入し、履いてみました。
レースでアルファフライを履くランナーの練習用シューズとも言われていますが、私としては「本命レースでも履きたい」というのが、数回走ってみての感想です。
テンポネクスト以外の私の愛用シューズは初心者ランナーにおすすめのランニングシューズで紹介しています。
テンポネクストの履き心地
まずは、履き心地から。
踵が痛い・靴擦れした
みなさん口を揃えて「かかとが痛い」「靴擦れする」と言われますが、漏れなく私もそんな感じで、第一印象はあまりいいものではありませんでした( ̄▽ ̄)
痛みが強く、流血もして・・・初めて履いて1ヶ月以上、恐怖で放置していたくらいです😱
でも、その後おそるおそる2回~3回・・・と履くうちに変化が・・・
かかとに少し違和感はあるものの、痛みはなくなって、すっかり足に馴染んできたから不思議。
靴擦れは初回だけの我慢のようです(^_^;)
私と同じように最初は踵が痛かったけど、その後は慣れてきたというランナーさんも多いみたいですよ。
初回に血まみれになっても、勇気を出して履いてみてください。プルプル((( ゚д゚;)))プルプル
ズームフライニットより着圧感がすごい
ズームフライフライニットもそうでしたが、それ以上に着圧感が強いのがテンポネクストです。
「フィット感」というより、「着圧感」と呼ぶにふさわしい。
そのせいか、若干キツく感じます。
履き口が狭い
アッパー素材に伸縮性はあるものの、履き口が狭いので慣れるまで「履くのが難しい」と感じました。
テンポネクストで走ってみた感想・印象
次は実際に履いて走ってみた感想です。
エアポッドの効果で、とにかく反発と推進力がすごい!というのが第一印象でした。「びよんびよん」前に進む感じ。
バネのように弾む感覚が楽しくて、初めて履いて走ったとき ルンルンで楽しかったのを覚えています♪(なんとなく かかと痛いなぁと思いながら・・・)
思わず長く走りたくなる♪そんなランナーさんも多いのでは!?
ズームフライやヴェイパーフライもそうなのですが「楽にスピードが出る」シューズです。
スピード練習(閾値走とヤッソ800)してみた!
テンポネクストの醍醐味は「苦しいスピード練習がほんの少しだけ楽しくなる」ところではないでしょうか。
独特な推進力があるので、スピードを出して走るのが楽しい♪
とはいえ、しんどいですけどね(^▽^;)
しんどいながらも、ほんのり楽しく走れます♫
【閾値走】
【ヤッソ800】
ヤッソ800・・・実はこの度 初めて10本走り切ることができました。
早朝とはいえ、6月上旬の暑い時期によく頑張ったと思います。(お得意の自画自賛w)
それもこれも、テンポネクストのおかげ!?
テンポネクストの特徴
テンポネクストの特徴をまとめてみました。
重さ
テンポネクスト24.5cmの重さは213g。
履いた感じ、そこまで重いという印象はなかったのですが、過去歴代のシューズと比較するとまぁまぁ重めですね。
重さを感じないのはシューズの性能(フィット感&反発性)のおかげでしょうか。
- テンポネクスト(213g)
- ペガサスターボ(188g)
- ヴェイパーフライネクスト%(160.5g)
- ズームフライ(187g)
- ズームライバルフライ(181g)
- ターサージール(144.5g)
- HANZO U(236g)
- アディゼロボストン(193g)
- アディゼロジャパン(178g)
- ワラーチ(88.5g)
やっぱりワラーチ軽っ(笑)
クッション性
アルファフライにはカーボンプレートが使われていますが、テンポネクストはズームX(前足部)とリアクトフォーム(かかと部分)の組み合わせとなっていて、クッション性も抜群。
この複合素材がカーボンよりも柔らかく、長距離でも快適に走れるとのこと。
アルファフライよりも耐久性が高いため、練習でも惜しみなくガンガン履けます。
足幅・サイズ感
サイズは他のナイキのシューズに比べて小さく感じました。
フライニットのアッパー素材特有の着圧感があるせいか、全体的に圧迫されて足幅も狭く感じてしまいます。
普段24.5cmを履いている私ですが、ワンサイズ上の25.0cmの方が良かったのかも。
サイズ感は人それぞれだと思うので、できれば実店舗やランステ等で試し履きして購入することをおすすめします。
価格【Amazon・楽天より公式のセールが安い】
テンポネクストの定価は24,200円ですが、2021年6月現在はセールで安くなって15,000円前後になっています。
更に、定期的に開催されるナイキ公式サイトのセールでそこから30%OFFになるため、10,000円ちょっとで手に入れるチャンスも!
私も公式サイトのセールでお得にゲットできました。次にセールがあったら、2足目が欲しいな♪
耐久性・耐久距離(寿命)
テンポネクストの耐久距離について、ナイキ公式サイトのチャットで質問してみました。(ナイキのサポートサービスは相変わらず、親切かつ丁寧な神対応!)
回答としては、以下のとおり。
約480~800kmが一般的。
耐用期間にはランナーの身長・体重・ランニングスタイルなど、さまざまな要因が関わっているとのこと。
また、ランニングする地面の状況や気温、足の動き・走り方なども、その要因に含まれるとのことでした。
走行距離の目安を意識して、後はソールの削れ方をチェックしたり、走った感覚(クッション性や反発など)を頼りにして履き替えるのがいいのかな?と思います。
アッパー素材
フライニットと同じように伸縮性のあるアッパー素材ですが、テンポネクストは「アトムニット」と呼ばれる特殊な素材を使用しています。
フライニットが水を吸って重くなるのに対して、アトムニットは通気性があり、水を吸って重くならないのが特徴です。
雨天で滑りやすい
私自身、雨の日にテンポネクストを履いて走ったことはないのですが、雨天レースで履いたランナーさん曰く「滑る」とのことでした。
せっかく水を吸って重くならないというメリットがあるのに、雨で滑るのは残念ですよね。
まだシューズが新しいので、もったいなくて雨天では履きたくないのですが・・・もう少し履き込んだら、試しに雨の日に履いて走ってみようと思います(笑)
走行中の足音がうるさい!?
気になるほどではありませんが、敷いて言うなら走ってるときに「ぼよんぼよん」みたいな音がします。
うるさいってほどではないけど、エアポッドの音なのかな!?他のシューズとは違って、特徴のある足音がするのは事実です。
インソール一体型だから交換できない
インソールがシューズと一体型なので取り外し不可。インソール交換はできません。
かかとのクッション
かかと部分(内側)にクッションが付いていて、これがフィット感を高めてくれる反面、かかとの痛み・靴擦れの原因になるのでは!?との見解もあるようです。
私はこのクッションよりも、踵部分の上(フチ)が当たって擦れる感覚があったので、このクッションは関係ないと思っているのですが・・・
アッパー裏側のスエード素材
アッパー裏側にスエード素材を貼り付けてあるため、足をしっかり固定し、ブレを防いでくれる効果があります。
アッパーにソックスがピタっと貼り付いている感覚がわかります。
【総評】テンポネクストの口コミレビュー・感想
テンポネクストは、普段の練習はもちろんのこと、本命レースでも履きたい!と感じるシューズです。
- 最初はかかとが痛くなる
- そこそこ重量はあるが、重さは感じず快適に走れる
- エアポッドの反発がすごい
- 推進力がある
- 自然とスピードが出る
- フィット感がある(着圧感がすごい!)
- 他のナイキシューズより小さく感じる
- 買うならナイキセールの時がおすすめ
最初の印象こそ悪かったけど、履けば履くほど良さを実感できます。
練習用シューズとして使うなら“スピード練習”で履くと気持ちよく走れますよ。
しんどくてツラいインターバルや閾値走が、このシューズのおかげで、ほんの少し楽に感じられるかも?( ̄▽ ̄)
初回にかかとが痛くなるのはテンポネクストの特徴!ということで、2回目以降の履き心地に期待しましょう\(^o^)/
ペガサスターボを買って以来、約1年ぶりのナイキシューズでしたが、良いシューズに巡り合えて満足です。やっぱりナイキ、いいな♡
こんにちは
足の大きさの実寸を知りたいです。
お返事遅くなってすみません
コメントありがとうございます。
実寸は23.5cmです。
普段履きは、いつも24.0なのですが、ランシューは24.5cmがしっくりくる感じです。
丁寧なレビュー、マジで勉強になります♂️
かめらんさん~!読んでくださってありがとうございます♪
勉強になるなんて恐縮ですが(^_^;)
テンポネクストは今一番好きなシューズです^^