大人気の厚底シューズ、ナイキズームフライ。
ナイキは商品の入れ替わりが激しい!というのは聞いたことがあったけど、私が愛用している“ズームフライ”は、公式サイトでの販売が終了しています。
少し前にナイキのフリーダイヤルに問い合わせたところ「再販の可能性がないわけではないが今のところ未定…」という、なんとも曖昧な回答(^_^;)
Amazonや楽天では販売されているものの、売り切れるのも時間の問題なのかもしれません。
というわけで、少し前に新しいズームフライを2足ほど追加で購入しました。
初代を含めて4足目。初フルマラソンからお世話になっているズームフライ、なくなるのは悲し過ぎる(´;Д;`)
ズームフライは耐久性が低いと言われていますが、いまだに初代も練習で使っています。(でも さすがにソールがすり減ってる感あって、そろそろ引退かも…)
私がズームフライで走った初フルマラソンの大会レポは以下の記事にまとめています。
ズームフライフライニットの特徴
私の大好きなズームフライの後に新しく登場した“ズームフライフライニット”。
ズームフライファンとしては、もちろん気になるシューズです。
この色味も好み♡
ヴェイパーフライ4%と同じカーボンプレートが使われているとのことで期待が膨らみます!ゎ‹ゎ‹ゎ‹(•ㅂ•)ゎ‹ゎ‹ゎ‹
- 本物のカーボンプレートってやっぱりすごいのか?
- 今までより速く走れるようになるのか?
早速、ナイキの公式サイトで購入して1ヶ月お試ししてみました。
従来のズームフライと、いったいどこがどんな風に違うのでしょうか。
ラン歴1年のペーペーなので、完全に素人目線にはなりますが ズームフライとフライニットの違いを比較してみました。
伸縮性と通気性が抜群!
ズームフライフライニットの主な特徴はこんな感じです。
- ナイキ独自のニット素材を使用
- ソールにカーボンプレートを使用
- 重量はズームフライよりやや軽い
- アッパーの一体化
- リアクトフォームの採用
一番最初に足を通した瞬間のザックリした感想は「伸縮性と通気性がよくて、履き心地最高\(^o^)/」でした。
ニット素材
フライニットというだけあって、アッパー部分がニット素材になっていて伸縮性があります。
最初に履いた時も「伸びる~」という感覚が強かったです。
履き心地は抜群!足にピッタリとフィットする感じです。
100%カーボンプレート
従来のズームフライがナイロン&カーボン混合プレートであるのに対して、フライニットには100%のカーボンプレートが仕込まれています。
ヴェーパーフライ4%に使われているカーボンプレートと全く同じです。
カーボンプレートといえば、マラソン界だけではなく 世間的にも注目を浴びたナイキズームXヴェイパーフライネクスト%を買って、実際に履いて走ってみました。
ヴェイパーフライネクスト%の口コミレビューは以下にまとめています。
軽い
重さに関していうと ほんの少しだけフライニットの方が軽いです。
履いた感覚も、ちょっとだけ軽いかな?という程度です(^_^;)
- ズームフライ 192.5g
- ズームフライフライニット 187.5g
数字にしても、ほぼ変わりませんね^^
アッパーの一体化
フライニットのアッパーは紐を通す穴の部分や中央のベロンとした部分(シュータンと呼ぶらしい)が一体化されています。
極端に言うと紐がほどけた状態でも ある程度 足にフィットして包み込んでくれるため、不都合なく走れるイメージ。
例えるならスリッポンのような感じでしょうか!?
紐を通す穴は従来のズームフライが5つあるのに対して、フライニットは4つになっています。
リアクトフォームを採用
ミッドソールにナイキリアクトが採用されています。
- ズームフライ ⇒ ナイキルナロン
- フライニット ⇒ ナイキリアクト
ナイキリアクトはナイキルナロンと比較して柔らかい・軽い・弾力性あり・耐久性に優れているという特徴があります。
ルナロンには衝撃吸収性はあるものの、リアクトのような柔らかさはありません。
実際にソールを触ってみても その違いを実感することができます。
リアクトは柔らかい!
ズームフライフライニットで走ってみた感想
では、実際に走ってみてどうなのか?届いてすぐに10km、走ってみました♪
ニット素材の特徴そのまんま、伸びるだけでなく通気性も抜群!というのを実感できました。
走っていると「足がスースーする」感覚です。
風通しがよく、蒸れない。そして 雨で濡れても乾きやすい素材です。
ホールド感がなく足がブレる
履き心地だけを見ると申し分ないのですが、走ってみて感じたデメリットがあります。
かかと部分のホールド感がないからなのか?伸縮性が高いからなのか?
走ってみると かなり不安定さを感じます。
シューズの中で足がブレる感覚です。
2回目以降、紐をキツく結んで走ってみましたが変わりません。
従来のズームフライが足にカチっとフィットしてホールド感も抜群なので、フライニットにはしょっぱなから違和感を感じました(´・ω・`)
数回走ってみても なかなか馴染みません。
くるぶしの下が痛くなる
しかも、2回~3回と10km以上の距離を走っていくうちに くるぶしの下側にシューズが当たって痛くなる現象が起きます(涙)。
走れば走るほど痛くなってきて、最終的にはちょっと走っただけでも「アイタタタ~!」となり、全く履けなくなってしまいました( ̄▽ ̄)
私の足とシューズの形状がマッチしていなかったのでしょうか。
口コミやTwitterなどSNSでの評判を見ると フライニットが合わないと感じる人は少ないようです。
むしろズームフライより高く評価するランナーさんが多い印象ですよね。
いくら高品質なシューズでも 私には合いません。
足がブレるだけでなく、痛みを伴うわけなので…残念ながら履き続けることはできませんでした(;´Д`)
ナイキ公式サイトでお試し&返品
こんな時、ナイキ公式サイトの30日間お試しサービスは便利です。
期間内ならどれだけ履いて&走りまくってもOK!合わないと感じたら、返品すれば全額返金してもらえる神サービス!
お店で試し履きしただけでは ただ単に“履き心地のいいシューズ”としか判断できなかったと思うので、たっぷり30日間トライアルできるサービスは改めてありがたいなぁと感じました。
フライニットと違って、私の足にしっくり馴染んでくれた従来のズームフライのレビューは以下の記事にまとめています。
Amazonでもお試しできる?
私もつい最近知った情報です。
Amazonプライム会員なら 洋服などのファッションアイテムを購入すると
- 最大30日間返品可能
- 返品・返送料も0円
といった、ナイキに負けず劣らず?の、神サービスがあるんですね!
同じ商品のサイズやカラーに迷った場合には、サイズ違い&色違いを複数まとめて注文して、最大30日以内であれば返品できるサービスです。
そこでズームフライやフライニットもお試しできるのか?確認してみたところ・・・
残念ながらどちらも対象外でした( ̄▽ ̄)
上の写真のように「prime wardrobe」の表記がある商品しか お試しすることができません。
しかも、よくよく見ると条件がありました。
- 「prime wardrobe」の表記がある商品
- 商品の到着後30日以内
- 試着のみの利用
“試着のみの利用”ということで、タグも切ってはいけないらしく…もしズームフライやフライニットがお試しできたとしても、単純にお店の試し履きと変わりありません。
実際に履いて走ってお試しできるナイキの神サービスとは違いました(´・ω・`)
ランニングウェアとか、普段着の洋服とか…サイズや色味を確認するだけなら かなり使えるサービスだと思います。
ということで、Amazonにこんなサービスがあるのは嬉しいけど…ランニングシューズに関しては、残念な感じでした(´・ω・`)ショボーン
やっぱり、心ゆくまで履いて走ってお試しできるのはナイキ公式だけですね。
ズームフライ&フライニット、ココが違う!
ズームフライとフライニットの両方を履いてみて、ココが違う!と感じたことをまとめてみました。
サイズ感
私の普段履きの靴は24.0cmですが、ズームフライはサイズ違いをいくつか試してみて 一番しっくりくるワンサイズ上の24.5cmを愛用しています。
従来のズームフライでこのサイズ感がピッタリだったので、フライニットもきっと同じ感覚だろうとの思い込みで、同じく24.5cmを購入。
でも、今考えると アッパーに伸びる素材が使われていることから、実はジャストサイズの方が良かったのかもしれません。
足がブレるのも痛くなるのも…もしかするとサイズが合っていない…というのが原因のひとつだったのかも!?
今更ですが、フライニットも複数のサイズをお試ししてみればよかった~。
以下の記事を読んで、改めてそう思いました。
このシューズは、フィットしていてこそはじめて、ソール構造上のメリットがあるので、是非サイズはしっかり合わせてほしい。それこそ、靴下のような進化し、軽量化されたフライニットアッパーのアドバンテージを感じることができるだろう。
【参考】ナイキ ズームフライ フライニットを徹底的に履きこなすコツ
これから購入される方は、ぜひ公式サイト(サイズ確認だけならAmazon)で複数のサイズを試してみて、しっくりくるものを選んでみてください。
反発性が高いって本当なの?
フライニットには、ヴェーパーフライ4%と同じカーボンプレートが使われていて、「反発性があって速く走れる!」といった評判もありますが、これは私には全く実感できませんでした。
むしろ、何度か走ってみて「やっぱり従来のズームフライの方が走りやすいよね?」としか感じませんでした(^_^;)
もっと走力のある上級ランナーさんなら、違いを感じられるのかもしれませんね。
明らかに違うのは“着地”の感覚
一番に「ここが違う!」と感じたのは着地です。
フライニットの方が着地の際にふわっとした感覚があって、接地感が柔らかい!
逆にこれが「従来のズームフライの方がいい!」と感じさせるポイントでもありました(^_^;)
少し硬さを感じさせるソールの方が私には合う!といった印象です。
もちろん人それぞれなので、実際に試してみてフライニットのふわっと感の方が合う!という人もいると思います。
推進力があっていい!との評価もありますしね^^
百聞は一見にしかず!ということで、やはり実際に履いて ある程度の距離を走ってみないと、わからないということでしょうね。
上級ランナー向けのイメージが強いズームフライシリーズですが、初心者ランナーの私でも従来のズームフライはしっかり履きこなせています。
初心者ランナーにおすすめのシューズレビューでも、ズームフライを紹介しています。
ズームフライとズームフライFKの違い!まとめ
個人的な目線になってしまいましたが、ズームフライとズームフライフライニットの違いについてまとめてみました。
ズームフライに比べてフライニットは、
- 通気性
- 軽量性
- フィット性
が向上しているランニングシューズです。
通気性
通気性については 正直、個人的にはどうでもいい感じもしますが(笑)
走っていて、かなり実感できました。
とにかく「スースー」します^^
冬場のランニングは寒いかも!?
軽量性
軽量性については「ややそう感じる」程度です。
重さに敏感な人は気になる部分かもしれませんが、私は全く気になりませんでした(^_^;)
フィット性
フィット性については、履いただけなら抜群ですが、実際に走ってみるとホールド感が足りず、走りが不安定になる…というのが私の感想です。
私のように不安定さを感じている人は他にもいるみたいで「砂利道で足がぶれる」「捻挫しやすい」といった口コミもあるので やはり一度はお試しで ある程度の距離を走ってみて購入を決める!というのがよさそうですね。
そして、サイズ違いもいくつか試してみるのがベストです。
個人的にはズームフライの方が圧倒的に良かった!
ズームフライよりフライニットの方を推している人が圧倒的に多いですが、私みたいに実際に履いて走ってみてズームフライの方が圧倒的にいい!と感じるケースもあります。
ズームフライに限らず、シューズ全般 合う合わないがありますよね。
決して安いランシューではないので、購入は慎重に。。。
サイズも含めて、いろいろ試してみて しっくりくるシューズを選んでみてください。
【2020.2 追記】
結局、ズームフライが手元に計4足となりました。
最近、ターサージールがいい感じになってきたので ズームフライはほとんど履かなくなったんですよね。。。
4足目は練習で少しとフルマラソン1回走っただけ。
このままではもったいないので、ブランディアに買取依頼してみました。
今はズームフライ3も出ているし、正直価格には期待していなかったのですが 思った以上に高値がついて満足です。
ズームフライの買取体験談は以下にまとめています。
【おまけ】今後、試してみたいランニングシューズ
そろそろ他のランシューを試してみたいなぁと思うものの、あまりにズームフライが好き過ぎて いまだに冒険できずにいます(;´∀`)
速く走れると噂のターサーや、愛用者の多いアディゼロジャパンブーストは、今一番 試してみたいシューズです。
ジャパンブーストは万人受けするシューズかと思いきや、自分には合わないと言われるランナーさんの意見も聞いて、、、逆に?試してみたくなりました ニヤ(・∀・)ニヤ
天邪鬼ですね^^
今、練習用に履いているアディゼロボストンが割としっくりくるシューズなので、次に買い換えるならジャパンブーストかな!?と、漠然と考えていたのもあります。
合う合わないは実際に履いて走ってみないとわからない!ということで、また そのうち購入してレポします♪
【追記】
ターサージールは実際に購入して履いてみました。以下にレビューをまとめています。