大会レポ

とびしまウルトラマラニック完走ブログ!過酷な100kmでした

3回目のウルトラマラソン「とびしまウルトラマラニック」に参加しました。

国宝松江城マラソン(本気フル)の1週間後だったこともあり、ちゃんと走れるか不安でしたが、なんとか無事に完走することができました。

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とびしまウルトラマラニック100km振り返り

100kmって、改めて壮絶な距離ですね。楽しく走れるのはフルマラソンの距離まで。それ以降は本当に苦行でした(^_^;)

とはいえ「景色やエイドを満喫するぞ~」との思いも強く、思い返すと 苦しいながらも最後までしっかり楽しむことができたウルトラマラソンになりました。

過去に走った大会すべてそうですが、苦しい思い出も美化されるのがマラソンです。

とびしまウルトラマラニックのコース

とびしまウルトラマラニックはまだ歴史が浅く、コロナ禍で3年連続中止を経て、今回が3年ぶり3回目の開催となりました。

映画「ドライブ・マイ・カー」の舞台としても話題になった「安芸灘とびしま海道」の7つの島を巡ります。瀬戸内海の絶景や、エイドの地元特産グルメを堪能しながら楽しむ100kmの旅。

というと聞こえはいいですが、100kmマラソン自体は本当に過酷です(小声)

距離だけではなく、累積標高1656mとアップダウンもなかなか!走りごたえあります( ̄▽ ̄)マラニックのコースじゃないよね!?

とはいえ海沿いを走るコースで景色は最高だし、エイドの充実具合もハンパなし!振り返るといい思い出ばかりの100kmマラソンでした。(ツラかったけど~)

とびしまウルトラマラニックの持ち物

とびしまウルトラマラニックには「必携品」があります。

受付時にチェックがあり、それをクリアして受付完了となります。

必携品
  • 本人の健康保険証の原本
  • ライト(ヘッドライトまたは手持ちのライト)
  • 後方照射用ライト(アームバンド式可) または反射材
  • コースマップ(受付にて配布)
  • エントリーの際に番号を届け出た音声通話が可能な携帯電話
  • 必要な量の飲料水
  • エマージェンシーシート(130cm以上×200cm以上のサイズ)
  • 給水用のマイカップ(150cc以上)
  • 防寒用の長袖の上着 (例 速乾性素材のロングスリーブ・軽量のソフトシェル・フリース)
  • レインウェアの上(防寒用の長袖の上着とレインウェアの上は併用可)
  • 受付時に配布されたナンバーカード及び計測チップ
携行推奨品

現金・給水ボトル又はハイドレーション・ファーストエイドキット・携帯トイレ・手袋・
帽子・レースナンバーベルト・サングラス・レインパンツ・コンパス・携帯電話の予備バッテリー・日焼け止め・ワセリン・着替え

朝5時半出発なので真っ暗。完走タイムが12時間を超えると 夕方も暗くなるため、ライトは必須中の必須

真冬のウルトラなので低体温になる可能性もあります。エマージェンシーシートなど、防寒対策も絶対に必要です。

必携品ということで、どれも絶対に携帯しておかないといけないものですが、個人的にはこの2点は絶対に欠かせないと思いました。

あと写真を撮りまくったりLINEしたり・・・スマホを結構使っていたので、途中で充電切れ。モバイルバッテリーを持っておくと安心です。

島にはコンビニは1つもありませんが、自動販売機はあるので 小銭も持っておくと安心かな!?

ウルトラはエイドで補給するのが基本なので、ジェルは持ちませんでした。

とびしまウルトラマラニックの天候

マラソンといえば暑さを気にするのが通常ですが、今回は真冬のウルトラということで“寒さ”が心配されていました。

心配とは裏腹に、当日は本当に走りやすい気候。もし1週ずれていたら雪が積もる&寒波に襲われて大変だったと思います。

最高気温:15.3℃
最低気温:9.1℃

早朝から手袋なしでも走れるくらいの気温。ただ、気温は低くないものの、途中から雨が降り出して 個人的にかなり寒くなりました。

雨のおかやまマラソンでも後半、低体温症っぽくなったこともあり、特に冬のマラソン大会は防寒対策が必須だと感じました。

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ここからは前日から当日の様子を振り返ります。

前日は呉観光を楽しむ

東京のスーパーお姉ランナーのとし姉も参加!ということで、前日はもかぴさんご夫妻の案内で、K-SUKEさんも一緒に呉観光を楽しみました。

普段、ゆっくり呉を見て回る機会もないので、とっても新鮮。おいしいものもたくさんいただきました。

明日100km走ると思えば、遠慮なくモリモリ食べれますね。ワンタン麺も大盛りを注文ŧ‹”(๑´ㅂ`๑)ŧ‹”

もかぴさん&しげさん、ありがとう♪

当日は2時出発

当日は2時を目安に出発!ということで、遅くても20時には寝たい。結局アレコレやっていると20時半。

ウルトラなので前日の禁酒も必要なし!ということで、いつも通りビール3本飲んで急いで寝ました。いつでもどこでもコテっと寝れるのが私の特技です。

1時の目覚ましより早く目が覚めて朝ご飯。夜食!?いつでもモリモリ食べられるのも私のいいところ。

約束の時間に とし姉とめぐさんを迎えに行き、途中K-SUKEさんをピックアップして会場へ向かいます。

5時間くらいだけど、しっかり寝れたから眠くない。これからスタートするウルトラマラソンに不安もあるけど、ドキドキワクワクの方が大きくて、みんなでワイワイしながらの道中も楽しかった~♪

会場に到着して受付

予定どおり受付開始時間には会場へ到着!1人だと道に迷っていたかも?というシーンも多々!?同乗してくれたみんなの道案内のおかげで、なんとか無事に辿り着けました。

地元広島なのに東京在住のとし姉に道案内してもらうシーンもありました(^_^;)どんだけ方向音痴なんだ、私(笑)

とびしまウルトラマラニック100km!いざスタート

受付を済ませてスタート地点で写真を撮ったり、他にも出走されるラン友さんとあいさつしたり、シューズ円陣したり。あっという間にスタート時間になりました。

朝5時半・・・まだまだ真っ暗。いつもなら朝ランで走り終えるくらいの時間です。スタート前の会場は大盛り上がり!気持ちが高まります。

5時30分!号砲とともに いざスタートです!!

楽しいのは40kmまでだった

途中までは、とし姉とK-SUKEさんと一緒に♪行けるところまで着いていこう作戦です。いい感じの滑り出し。

ただ、今思うと1週間前のフルで足がお疲れ気味だったので、私にとってはオーバーペースだったのかな!?でも40kmまでは本当に楽しく走れたので、ついていってよかった♪

真っ暗な状態から少しずつ夜明けが近づいてくる・・・いつも暗い時間ばかりに走っているから、なんとなく明るくなることに抵抗を感じます(笑)

やっぱり暗くてヒッソリとした時間に走るのが好き!というのを改めて感じました。(私、陰湿なのか!?)

エイド全制覇を目標にしていたので、エイドごとに立ち寄ってモグモグタイムŧ‹”(๑´ㅂ`๑)ŧ‹”しっかり食べても走れるのが私のいいところ(自分のいいところ探しは得意ですw)

6km地点のドリンクのみのエイドだけスルー。その他は全箇所寄ってしっかり食べました。

13km紫蘇ジュース・みかん・パン

ここのエイドは写真撮り忘れ~。

17kmおにぎり・島野菜味噌汁


すっかり夜が明けていきます。

26km竹原酒粕しいたけ汁

安芸灘大橋を渡るスライド区間

この辺はまだまだ元気!

写真を撮り合ったりしながらのんびり進みます♪

スライド区間でもあるので、ランナーさん同士エール交換も。

33kmレモン添えハッシュポテト&ランチパック

ランチパックは1枚だけ食べて残りの1枚はリュックへ。(次のエイドでしっかり食べましたw)

蒲刈大橋を渡って次のエイドへ進みます。

いい感じのロング走の疲れ具合。ここで終われるなら 余裕をもって打ち上げできるのになぁ~なんて考えながら走りました。

橋を渡り終えると、すごいところを下っていきます。

橋をバックに写真を~♪

だんだん疲れてきて私1人ペースが落ち始めます。

とし姉から「40kmまでは一緒に走ろう」といってもらい、ペースを合わせてもらいました。

これがなかったら とし姉とK-SUKEさん、もう少し早くゴールできたでしょうに(;´Д`)アリガトウ!!

前半を振り返ると、夜が明けるか明けないか?の 15~20kmぐらいが一番テンション上がって楽しかった♪

39kmカレーエイドからは1人旅

39kmのカレーエイドで とし姉とK-SUKEさんとお別れしてからは1人旅。

もともと調子の悪かった足ですが、この時点で痛みも出てきていたし、完走できるかな?との不安の念も。

2人と別れてからはせめてキロ6半で進もう!と思いつつも、足が言うこときかない。ここからドンドンペースが落ちていきます。

幸い、とびしまウルトラマラニックの制限時間は15時間と長め。ここまでいい感じのペースで来ているから、最悪歩きが多くなっても時間内にゴールできるかな?という計算です。

歩くのは最終手段。少しずつでも足を止めないように・・・ゆっくりですが進んでいきます。

この辺りからエイドに立ち寄る度にテツヲさんに会います。知り合いのランナーさんの顔を見るとホッとしますね。毎度パワーをいただきました♪アリガトウゴザイマス!!

45kmの中間大エイド!チーズ・お菓子・チョコ・パン

45kmの大エイドではボランティアスタッフのカリブさんと一緒に写真を撮ったり♪しんどいけど、まだ余裕があります。

ここのエイドに当日の荷物預かり(ドロップバック)があり、一応 着替えなどを預けていました。

少し暑くなってきたので ウィンドブレーカーを置いて走ろうかと思ったけど、荷物にまとめるのが面倒で そのままリュックに入れて走ることに。

着替えも必要ないと判断して、預けた荷物は開封せずに進みます。

結果として途中から雨が降り出して寒くなり、ウィンドブレーカーはゴールまで着たままだったので、預けなくてよかった~。

ウルトラの長い道のり、途中で何があるか分かりません。荷物を最小限にすることばかり考えてはいけませんね。背負った荷物の重さは気になるけど、備えあれば憂いなし!です。

ここのエイドでポケットにお菓子(チョコやカルパスなど)を詰め込んで走ったのですが、カルパスが想像以上に美味しくて、疲れた体に沁みた~!もっともらっておけば良かったと後悔。

甘いものもいいけど、塩気のあるものも疲れた体に効きますね_φ(・ω・。)メモメモ

とびしま、至るところにみかん畑があります。そして橋も多ければ坂道も多い(;・∀・)

景色は最高にキレイなんだけど、だんだん飽きてくるのもこの頃(;´∀`)

53kmひじきおにぎり・鯛のあら汁

この辺から食べることだけが楽しみになって、スマホを度々開いて次のエイドのメニューを確認していました(さすが食いしん坊w)

ひじき入りのおにぎりとお汁、あったまります~。

エイドのボランティアさんたちの優しい声かけが疲れた体に沁みる~( இдஇ)

まだ半分もあるよ・・・トホホ

ホント橋がたくさんある。その度に、必ず上りがついてきます(*´Д`)ヘロヘロ

62km柑橘ジャムパン

ちょうど雨が降り出したのがこの辺り。ツラさがピークになってきて、気持ちもどんより。まるで「天気=気持ちの表れ」のようでした。

「ジャムはたくさんあるけぇ、いっぱいつけて食べんさい。」おばあちゃんの優しい言葉が沁みる。

心と体が弱っているときって、何気ない声掛けが本当に嬉しくて。心温まりました。

62kmエイドを過ぎると、過酷な「みかん畑」に突入します。とびしまウルトラマラニックのコース、基本的に坂道が多いのですが この区間はいわゆる激坂!こんなとこ走れないでしょ?的な傾斜もあります。

前後に人がいない区間もあり、苦しさと寂しさと いろんな感情が入り混じって、グループLINEでブツブツ言い始めるのがこの辺から(^_^;)

そりゃぁ、バッテリーもなくなるわ(笑)

写真からは伝わりづらいかもしれませんが、ものすごい坂道を上っていくコース。

上るだけ上っておいて、この後あり得ないくらいの急傾斜を下って海沿いのコースに戻ります。

距離調整にしては なかなかハードな区間を走らせるのねぇ。しんど過ぎて景色を楽しむ余裕はゼロです(;・∀・)

東京から参加された女性ランナーさんと一緒に走る

62kmのエイドを過ぎてから、街並み保存地区に差し掛かります。ここの区間は走らないように指示があったので、のんびり観光気分で歩きます。

ちょうど同じくらいの位置にいた東京から参加された女性ランナーさんと、次のエイドまでお喋りラン。

その方、ウルトラマラソンの経験が豊富で、全国各地いろんな大会に出られているらしく(私が5月に出た えびすだいこく100kmも走られてた!)いろいろお話聞けて新鮮でした

こういう出会いがあるのもウルトラのいいところですね。

一緒に写真も撮ってもらって、いい記念になりました。またどこかの大会でお会いできるといいな♪

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一番のお楽しみ!70km牡蠣フライパンのエイド

とびしまウルトラマラニック、どのエイドもとっても魅力的だったのですが、一番楽しみにしていたのが牡蠣フライパンのあるエイド。

1人旅になってからは、ここで牡蠣フライを食べることを目標に足を進めたといっても過言ではありません。それくらい楽しみにしていました♪

牡蠣フライやレタス、タルタルソースなどをセルフで挟んでいただくスタイル。美味し過ぎて、牡蠣フライだけ+2個お代わりしました。

牡蠣フライでパワーチャージして胃袋と心は満たされたものの、相変わらず足は溺死状態。ペースは上がりません。

ただ、次のエイドでは、朝ランでいつも会うラン友さんがボランティアをしてくれていたので、そこまで頑張ろう!と少しずつですが 前に進みます。

ここはスライドにもなっている区間で、たくさんのランナーさんとすれ違います。

行けども行けども、次のエイドらしきものが見当たらない。途中すれ違ったランナーさんに「まだまだですか?」って聞いたら「まだまだです!」と返されてガッカリしたのを思い出します( ̄▽ ̄)

この区間、次のエイドまでが一番遠く感じた~

元気なら景色も堪能できるのでしょうが、そんな余裕はありません。

広島と愛媛の県境の印をみて「おぉぉぉぉ!!」と少しだけ元気がでます。

次のエイドがある岡村島は愛媛県になります。

途中、みかんの無人市場があったり。海沿いの単調な道のりだけど、なんとか次のエイドを目指します。

77kmバター餅ミルクおしるこエイドに到着

牡蠣フライからココまでの区間が本当~に長く感じました。やっとの思いで辿りついた77kmエイド。入り口に顔馴染みのラン友さんが待ってくれてる♡ホッとしました。

コタツが置いてあっていい感じ~♪

そして、このタイミングで もかぴさんが応援にかけつけてくれた!なんで私がここにいるのが分かったの!?って、ビックリだったし、サプライズでめちゃくちゃ嬉しくて、元気出ました。

もかぴさんご夫妻。朝早くから車で追いかけてくれて、たくさん応援してくれて、写真も撮ってくれて・・・本当に大感謝です(*´▽`*)アリガトウ!!

77kmエイドを出発してからも、まだまだ距離があります。

各エイドでかなり長い時間休んでいるから、少しずつでも足を前に進めなくてはいけません。が、思うように足が動かず、走ったり歩いたり

84km久比のうどん汁エイド

エイド間の距離は5~7km程度なのに、ものすごーく長く感じます。やっとの思いで84kmエイドに到着。

うどんで温まりたい~

「これ全部食べれますか?」と聞かれて「この倍は食べられます!」と意気揚々に答えたら、超具だくさん!大盛りによそってもらえました。

おいし過ぎてお代わりしたかったくらい。

足や体は疲れているけど、相変わらず食いしんぼうな私です。

ここのエイドで休んでいるときにスマホがバッテリー切れ。モバイルバッテリー持っててよかった(;´∀`)

スマホがなければ、誰とも連絡取れず、余計に孤独でツライ旅になっていたと思います。

もう嫌!ってくらい必ず上りがついてくる橋を渡ります。

このウルトラでいったい何回の橋を渡ったのでしょう。最後は嫌気がさしてきました(;´Д`)

たぶん元気だったら「夕焼けキレイだな~」と思えるスポットです。

89km藻塩生キャラメル&ホットジンジャーエイド

足も体もボロボロ。かなりつらい状況ですが、次のエイドでは カリブさんが居てくださることが分かっていたので、お会いできるのを楽しみに頑張ります。

89km地点に到着!

カリブさんの顔を見た途端、ホっと安心したせいか涙が止まりません。緊張の糸が切れたとはこのことです。ここまで全く泣くモードではなかったのに急にきました(*´Д`)

顔合わせた途端、いきなり泣きまくる私。きっとカリブさんを困らせてしまったと思います。優しく迎え入れて下さってありがとうございました。

ホットジンジャーとストーブで温まって、元気をもらって再出発です。

次のエイドが最後になります。だんだん日も沈みかけてきて、前後には誰1人としていない。時刻は午後5時。

こんなにも周りに人がいないと、思わずコースロストしたのでは!?と不安な気持ちになります。でも曲がるところもなく1本道だったし大丈夫!と言い聞かせながら進みます。

疲れもあるし暗いせいか寂しくなってきて、この辺から歩きも交えて 友だちや母にLINEしまくります。

グループLINEにもこんな感じで、思いのたけをぶつけます。序盤から走りながら写真送りまくるし、誰よりも発信していて 若干ウザいやつだったと思いますw

そして噂で「101kmある」のは聞いていたけど、完走したK-SUKEさん情報によると 本当に101kmあるみたいで げんなり~(∩´﹏`∩)

100km走った後の1kmって大きいよ!!

急に暗くなってきてライトを点灯。正直、もう少し早くゴールする予定だったので、朝使ったライトを夕方も使うことになるとは思ってもみませんでした。

個人的な予想タイムは遅くても11時間台。あわよくば10時間台で完走できるのでは?と思っていました。現実は甘くなかった~。

とびしまウルトラマラニックではいくつかの必携品があって、ライトが必携品となっているのは改めて理解できます。街灯もない真っ暗な道を進むので、ゴールが遅くなるとライトがなければ危険です。

95km最後のエイド!もみじ饅頭

辺りは真っ暗。やっとの思いで最後のもみじ饅頭エイドに辿り着きます。ここからあと5km。全部歩いても完走できるけど、ゆっくりでもできる限り走ろう!と再出発。

さすがにここではもみじ饅頭は食べず、持ち帰りました(ゴール後に食べたけど!)

最後の橋の上は立っていられないくらいの強風で、気を張っていなければ横に流されそうになります。

この区間では 前後、女性ランナーさんがたくさんいたのはとても心強かった。みんな頑張ってるんだ!と思うと不思議とパワーでました。とはいえ、全く進まない。

走ってるのか歩いてるのか分からない・・・キロ9分を超えるペースです。

なんとか強風の橋を渡り終え、トンネルを抜けるとゴールは間近です。最後、せっかくの下り坂なのに、足ダメージが大きくて全く走れず・・・下りは全て歩きとなりました。

元気な足ならボーナスゾーンなのに~!と思いながらトボトボ歩きます。

最後は誰もいなければおそらく道を間違えるであろう真っ暗な区間でしたが、スタッフさんの誘導もあり、なんとかゴール地点へ。

ゴールゲートを見て、気持ちだけはダッシュ!!想定外に遅くなったけど、無事にゴールすることができました。

先にゴールしていたK-SUKEさんが温かく出迎えてくれました。

3時間以上も待たせてしまって申し訳ない気持ち。ウルトラはゴール時間が全然違ってくるので、乗り合っていくのも考えものですね(^_^;)

改めて、待たせてしまってごめんなさい&ありがとう(;´∀`)

あわよくば当日打ち上げできるかな!?と思っていたけど、地元に着いたら21時半。その日はそのまま解散となりました。

翌日は尾道観光を楽しむ

翌日はもかぴさん夫妻と再び合流して尾道観光へ。

「坂の街、尾道」ですが普通に歩けたのが不思議。

完走後は運転でフットブレーキを踏むのも大変だったので、翌日は歩行困難な状態になっているのを想定していました。

私の足、案外強靭なのね(^_^;)たくましく育ったものです。

最後は みんなでとし姉を空港までお見送り。

走っている最中は地獄だったけど、前後も含めて本当に楽し過ぎて、しばらく“とびしまロス”に陥りました。

とびしまウルトラマラニックまとめ

とびしまウルトラマラニック100km。ツライながらも、なんとか無事に完走することができました。

とはいえ、過去に走った2回のウルトラに比べて かなりしんどい走りになりました。

今回のウルトラを振り返るとこんな感じです。

  • 天候がハマれば走りやすい
  • 坂が多い!累積標高がすごい
  • 本気フル翌週のウルトラはキツい(当たり前)
  • 荷物を軽くすることばかり考えない(備えあれば憂いなし)
  • ゴール時間が違い過ぎるため乗り合っていくのはNG?
  • いつもは痛くならないくるぶし下が痛くなった(想定外のことが起こる)
  • 翌日になれば苦しい思い出が全て美化される

天候がハマれば走りやすい

12月のウルトラ。暑さは気にならないので、今回のような気温なら走りやすいと思います。

逆に広島ではちょうど初雪が降る季節でもあるので、寒すぎる可能性も!

今年はとびしまウルトラマラニックの翌週に大寒波がやってきて積雪(;´∀`)大会と被らなくて本当によかった~。

暑いのもツラいけど、寒すぎるのも個人的にはNGです(*꒪꒫꒪)チーン

坂が多い!累積標高がすごい

“マラニック”という名にふさわしくないハードなコースです。公式アナウンスによると累積標高は1656m。完全に山ですね( ̄▽ ̄)

いくつもの橋を渡るのですが、その前後が全て坂道。それ以外にも島はアップダウンが多くて、かなり足を削られました。

本気フル(松江城マラソン)の1週間後ということで、足もまだ完全に復活しておらず、余計に堪えたのだと思います。

もともと調子の悪かった足。途中から痛みが出てきて、完走できるか不安でした(;´Д`)

荷物を軽くすることばかり考えない

ウルトラの長い道のり。できるだけ荷物を軽くしたいけど、軽装備過ぎるのは危険。

今回、大エイドでウインドブレーカーを置いていこうと思ったけど、結果として持っていて正解でした。途中雨が降り出して寒くなったので、上着がなかったら地獄。

フルくらいの距離ならなんとかなるでしょうが、100kmとなると どうにもなりません。必携品の意味を改めて考えさせられました。

エイドで補給するつもりでジェルを1つも持っていなかったのですが、これも今思うとリスクが高過ぎる。万が一のことを考えて、ジェルも持っておいた方がいいに決まってます。

今回は全エイドを制覇するくらいモリモリ食べられましたが、体調不良で食べられなくなることだってあるかもしれません。

繰り返しになりますが、ウルトラは“備えあれば憂いなし”ですね。

想定外のことが起こる

ケガとは別に普段なら痛くなることのない「くるぶし下」が痛くなりました。シューズはえびすだいこく100kmでも履いて問題のなかったペガサス37。

ちょうどくるぶしの下の部分がシューズに当たって、後半かなり痛みました

その時の走り方にもよるのかな!?前回の100kmで問題なかったシューズだけに、これは想定外過ぎました。ハッキリ言って対策のしようがないけど(^_^;)

こんな感じで、想定外のことが起こるのもウルトラです。

乗り合っていくのはNG?

今回4人で乗り合っていったのですが、ゴール時間が違い過ぎて 3時間以上も待たせてしまうことに。

これは本当に申し訳なさ過ぎて・・・フルならともかく、ウルトラほどの長い距離になると 同行者に迷惑かけてしまいますね(*´・人・*)ゴメンナサイ

ツラく苦しい思い出も美化されるのがウルトラマラソン

後半はツラすぎて、走りながら何度も「もうやめたい」と思ったウルトラマラソンですが、翌日にはツラくて苦しい思い出が全て美化されるから不思議。

とびしまウルトラマラニック、本当に素敵な大会でした♪ 今は「来年も出ようかな!?」と思っているのですから、人間の(私の?)思考回路、どうかしてますね(^_^;)

こうしてブログを書きながら振り返ってみると、もちろんツラさも蘇るのですが それ以上に楽しかった思い出ばかりが溢れてきます

きっと来年も出るな、私(/・ω・)/

暑い時期のウルトラを懸念されている方にも 冬に開催される「とびしまウルトラマラニック」はおすすめの大会ですよ♪

ぜひ広島に走りに来てください\(^o^)/

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