ランニングを始めてすぐの頃、つまり初心者のうちは無料で使えるランニングアプリで十分ですが、走り込みを続けて大会(レース)に出るようになると、GPS機能付きランニングウォッチがある方が便利です。
私自身、走り始めの頃はランニングアプリを利用していましたが、ランニング・マラソンをこれからもずっと続けていきたい!と思えたタイミングでランニングウォッチを購入しました。
私が購入したエプソンのランニングウォッチについては以下の記事にまとめています。
走り始めた当初使っていたランニングアプリやおすすめの無料アプリについては以下にまとめています。
ランニングを始めたばかりで まだウォッチは必要ない!という方は参考にしてみてください。
GPS機能付きランニングウォッチの選び方
どのようなGPS機能付きランニングウォッチを選べばいいのか!?
GPS以外にもさまざまな機能を兼ね備えているものがたくさんあって迷ってしまいますよね。
私が実際にランウォッチを使ってみて“こういう機能があった方がいい!”と思ったものを中心に“選ぶポイント”についてまとめてみました。
稼働時間
選ぶ時に注目したいのは稼働時間(充電後の電池の持ち)です。
ランニングウォッチの稼働時間はメーカーや機種によって異なります。
充電を満タンにした状態でどれくらい持つのか確認して、用途にあった機種を選びましょう。
途中で電池が切れて、タイムを記録できないのは悲しいですよね。
私が愛用しているエプソンの時計は連続稼働時間が20時間と長めなので、安心してウルトラマラソンにも挑めました。
私の初めてのウルトラマラソン完走レポは以下の記事にまとめています。
残念ながら…現在、エプソンはGPSランニングウォッチの製造&販売を終了しています。
人気の機種「ガーミン」でウルトラマラソンにも対応しているおすすめ機種をピックアップしてみました。
945は若干お値段が高めですが、ガーミンの最上級の機種です。
防水性
雨の日の大会で使用することを考えて、ランニングウォッチにはある程度の防水機能がある方が便利です。
防水性の高いタイプなら海やプールでの使用も可能です。
ランニングウォッチには「気圧防水」という防水性の表記があります。汗や雨など生活防水程度なら「3気圧防水」で十分です。
時計をつけたままのシャワーや、雨の中のランニングなら「5気圧防水」がおすすめです。
メーカーによって異なりますが、5気圧防水以上で競泳OKとされているタイプもあるので確認してみてください。
ディスプレイの視認性
走りながら確認することを考えるとディスプレイの見やすさは重要です。
パッと見ただけで時間やラップタイムを確認できるものがおすすめです。
夜間や早朝の暗い時間帯に走行することを考えるとバックライト機能があった方が便利ですね。
心拍計測
長くランニングを続けていくならあった方がいいのが心拍計測の機能です。
心拍数が計測できるとVO2max(最大酸素摂取量)が計測できます。
その結果からフルマラソンやハーフマラソンの予想タイムも算出できるため、ランニングを本格的に続けていくならあった方がいいでしょう。
また、走った時の心拍数が分かると 消費カロリーも より正確に計算できるため、ダイエット目的でランニングをしている人にも適しています。
ランニングによる消費カロリーについては以下の記事を参考にしてみてください。
ランニングウォッチだけではなく、イヤホンでも心拍計測できるタイプがあります。
ランニングにおすすめのイヤホンについては、以下の記事にまとめています。
タッチスクリーン
機種によってはタッチスクリーンに対応しているものもあります。
スマホと同じような感覚で、指でタッチして操作できます。
ボタンで操作するタイプとどちらを選べばいいのか?ここは完全に好みで選んでもOKです。
タッチスクリーンの場合、汗や雨などで手が濡れている場合、操作しづらくてストレスに感じる場合もあり、ここはデメリットと言えるでしょう。
Gセンサー機能
屋内ではGPS機能が作動しません。
Gセンサー機能があれば、GPS機能が作動しなくても走行距離やペースを計測することができます。
雨の日はジムのトレミや体育館で走りたい!という人はGセンサー機能の有無も確認しておきましょう。
重量
重さは軽ければ軽いに越したことはありません。
基準としては55g以下のウォッチがおすすめです。
60gを超えるとズッシリ重いと感じてしまうかもしれません。
あまりに重いと走りに影響が出てしまう場合もあるので注意が必要です。
アプリ連携
メーカーによって連携しているランニングアプリが異なります。
ランニングウォッチを購入する前に使っていたアプリと連携したいという人もいるかもしれません。
私はもともとナイキのランニングアプリを使っていたので、ナイキと連携しているガーミンが魅力的だと感じました。(知らずにエプソンを買いましたが(^_^;))
これからランニングウォッチを買う人は、今使っているアプリと連携しているかどうか?確認してみるといいかもしれません。
デザイン
見た目・デザインも大事ですよね。
好みのウォッチを着けていれば、ランニングのモチベーションもアップします。
文字盤の形は、丸いものもあれば四角いものもあります。
カラーも含めて好みのランニングウォッチを探してみましょう。
GPS機能付きランニングウォッチの人気ブランド
GPS機能付きのランニングウォッチを発売しているメーカー(ブランド)と人気の機種をピックアップしました。
ガーミン(GARMIN)
ランニングウォッチの王道とも言えるGARMIN(ガーミン)。
さすが業界でもトップシェアを誇るメーカーだけあって、たくさんのシリーズがあり、どれを選べばいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
初級・中級・上級ランナーさん それぞれにおすすめの機種をピックアップしてご紹介します。
初心者ランナーにおすすめの230J
価格が2万円以下でお手頃です。
最低限の機能は備えていますが、心拍計が本体に内蔵されていません。(心拍を計測するには別売のプレミアムハートレートセンサーが必要)
初心者で距離やペースさえつかめたらいい!ということなら問題なしの機種です。
おすすめ度 | |
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稼働時間 | 16時間 |
心拍計測機能 | 別売のセンサーが必要 |
価格 | 18,334円(税別) |
中級ランナーにおすすめの235
心拍計が本体に内蔵されているタイプで、連続稼働時間は9~11時間です。
ウルトラマラソンを走る場合、完走タイムによっては少し物足りないと感じるかもしれません。
中級ランナーにおすすめの245
235の後継機種の245。
一番の違いは稼働時間が長くなったことです。
GPSモードで最大22時間!ウルトラマラソンにも十分対応しています。
5気圧防水でスイムもOKです。
おすすめ度 | |
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稼働時間 | 22時間 |
心拍計測機能 | あり |
価格 | 39,800円(税別) |
上級ランナーにおすすめの935
ラン、スイム、バイク、トライアスロン、筋トレなど、さまざまなトレーニングに対応のマルチ機能搭載!
ガーミンの中でも最高級レベルの935。
機能が充実している分、価格も高めです。
おすすめ度 | |
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稼働時間 | 21時間 |
心拍計測機能 | あり |
価格 | 57,800円(税別) |
上級ランナーにおすすめの945
935の後継モデルの945。
945の音楽機能は優秀で、最大1000曲まで保存できます。
スマホを持たなくてもトレーニング中に音楽が聴けるというメリットあり。
また、Garmin Payを使えばウォッチで買い物できるため、現金やカードを持ち歩かなくてもOKです。
935が進化した最新版モデル!トレーニング中の最大稼働時間は50時間と文句なしの高性能ウォッチです。
おすすめ度 | |
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稼働時間 | 32時間 |
心拍計測機能 | あり |
価格 | 69,800円(税別) |
エプソン(EPSON)
お手頃価格なのに機能が充実しているのが「エプソン」です。
私が愛用しているのもエプソンのランニングウォッチです。
ガーミンと同等の機能が搭載されているのに価格が安いのが魅力的です。
ただし、現在エプソンはGPS機能付きランニングウォッチの製造を中止しているため、在庫限りの販売となります。(在庫が少なくなり価格が高騰しまくっています)
使い勝手もよくて機能性も抜群なだけに、販売終了は少し寂しいですね。
SF-850
私も愛用しているSF-850。
心拍計測もできて、連続稼働時間が20時間!ウルトラマラソンでも問題なく使えます。
お手頃価格なのに機能が充実しているのが特長です。
おすすめ度 | |
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稼働時間 | 20時間 |
心拍計測機能 | あり |
価格 | オープンプライス |
J-300
画面がクリアで見やすいのが特長です。
J-300も心拍計測可。連続稼働時間は16時間と余裕があります。
走行データを自動でスマホのアプリに飛ばせるのが便利です。
おすすめ度 | |
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稼働時間 | 16時間 |
心拍計測機能 | あり |
価格 | オープンプライス |
J-350
エプソンのランニングウォッチの最高峰ともいえるJ-350。
連続稼働時間はなんと36時間!10気圧防水ということで防水機能にも優れていて、トライアスロンに挑戦したい方にもおすすめです。
価格は少し高めですが、ガーミンの最高機種よりは安価となっています。
おすすめ度 | |
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稼働時間 | 36時間 |
心拍計測機能 | あり |
価格 | オープンプライス |
スント(SUUNTO)
ガーミンやエプソンと同様、ランニングウォッチで有名なメーカー「スント」。
機能性が高いのはもちろんのこと、デザイン性が高く お洒落なのが特長です。
スントの中でもランナーに評価されているのがAMBIT 3 RUNです。
おすすめ度 | |
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稼働時間 | 15時間 |
心拍計測機能 | 心拍ベルトもしくはモニターが必要 |
価格 | 37,800円(税別) |
おすすめ度 | |
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稼働時間 | 20時間 |
心拍計測機能 | 心拍ベルトもしくはモニターが必要 |
価格 | 50,600円(税別) |
ポラール(Polar)
胸につけるタイプの心拍計をいち早く開発したのが「ポラール」です。
より精度の高い心拍計測に定評のあるメーカーで、心拍や距離の自動計測の他、気圧高度計の機能搭載モデルもあり。
タッチパネル操作が可能なので便利です。
おすすめ度 | |
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稼働時間 | 40時間 |
心拍計測機能 | あり |
価格 | 79,800円(税別) |
おすすめ度 | |
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稼働時間 | 17時間 |
心拍計測機能 | あり |
価格 | 27,800円(税別) |
セイコー(SEIKO)
走ることを楽しむ人からタイムを狙うトップアスリートまで幅広いランナー層から支持されている「セイコー」。
ストップウォッチやダブルリピートタイマーなど必要な機能を搭載したソーラー充電機能付きランニングウォッチが人気です。
おすすめ度 | |
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稼働時間 | フル充電時約6ヶ月間(トレーニング時の稼働時間は非公開) |
心拍計測機能 | なし |
価格 | 15,000円(税別) |
おすすめ度 | |
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稼働時間 | フル充電時約5ヶ月間(トレーニング時の稼働時間は非公開 |
心拍計測機能 | なし |
価格 | 28,080円(税別) |
ラドウェザー(LAD WEATHER)
ランニングや登山などアウトドアに対応する機能を十分に備えていながら、お手頃価格で人気の「ラドウェザー」。
そんなに欲張らないけど、最低限の機能が付いたGPSランニングウォッチが欲しい!という方におすすめです。
おすすめ度 | |
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稼働時間 | 公表なし |
心拍計測機能 | なし |
価格 | 14,800円(税別) |
おすすめ度 | |
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稼働時間 | 公表なし |
心拍計測機能 | なし |
価格 | 11,000円(税別) |
フィットビット(Fitbit)
デザインがお洒落で普段使いとして装着しても違和感のない「フィットビット」。
走行距離や心拍が計測できる他、音楽コントロール機能やスマホとの連携機能が充実していて便利です。
いずれも生活防水はOKですが、競泳に対応しているものはありません。
おすすめ度 | |
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稼働時間 | 7日間 |
心拍計測機能 | あり |
価格 | 17,800円(税別) |
おすすめ度 | |
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稼働時間 | 5日間 |
心拍計測機能 | あり |
価格 | 9,300円(税別) |
カシオ(CASIO)
1万円以下とコスパに優れた「カシオ」のランニングウォッチ。
国産時計ブランドとして知名度が高く、スポーツウォッチにも定評があります。
デザイン性にも優れていてカラーも豊富!初めてのランニングウォッチにもおすすめです。
おすすめ度 | |
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稼働時間 | フル充電時からソーラー発電無しの状態で9ヶ月 |
心拍計測機能 | なし |
価格 | 13,500円(税別) |
おすすめ度 | |
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稼働時間 | 電池寿命2年 |
心拍計測機能 | なし |
価格 | 7,000円(税別) |
ソーマ(SOMA)
「ソーマ」は文字盤がワイドで、ディスプレイに30℃の傾きを持たせることで走りながらでも文字盤が見やすいのが特長です。
ベルトが手首のくるぶしを避ける仕様になっているため、装着時の違和感がありません。
おすすめ度 | |
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稼働時間 | 電池寿命3年 |
心拍計測機能 | なし |
価格 | 8,500円(税別) |
おすすめ度 | |
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稼働時間 | 電池寿命3年 |
心拍計測機能 | なし |
価格 | 14,800円(税別) |
エフラン(F-RUN)
「エフラン」は操作が簡単で初心者におすすめです。
高性能でありながら1万円以下と低価格なところも魅力のひとつです。
カラーバリエーションが豊富でデザイン性が高いことから女性ランナーにも人気です。
おすすめ度 | |
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稼働時間 | 公表なし |
心拍計測機能 | なし |
価格 | 3,900円(税別) |
おすすめ度 | |
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稼働時間 | 公表なし |
心拍計測機能 | なし |
価格 | 6,500円(税別) |
GPSランニングウォッチの価格の相場
ランニングウォッチは1万円以下のものから、5万円以上するものまでさまざまです。
中には10万円以上する高価なものもあります。
装備している機能と価格は比例しているといってもいいでしょう。
必要な機能と予算との兼ね合いで、自分に合ったランニングウォッチを選びましょう。
価格で選ぶ(お手頃で安い)ならコレ!
必要最低限の機能(走行距離・速度・ラップタイムの計測)が付いていて、価格が安い方がいい!というのであれば、ラドウェザー(LAD WEATHER)やエフラン(F-RUN)がおすすめです。
下記モデルはいずれも4,000円以下で購入できます。
初心者ランナーにおすすめのランニングウォッチ
ランニングを続けられるかわからないし、そこまで高価なランニングウォッチは買えない・・・という初心者ランナーにおすすめの機種をピックアップしました。
- ディスプレイの見やすさ(視認性)
- 価格
ガーミン230J
ソーマ100SL
上級者ランナーにおすすめのランニングウォッチ
大会(レース)にも出場するような中級ランナーにおすすめの機種をピックアップしました。
- 心拍計測の有無
- 重量が軽い
ガーミン235J
ガーミン245
エプソンJ300
上級者ランナーにおすすめのランニングウォッチ
自己ベスト更新を目指して日々ランニングに励む上級ランナーにおすすめの機種をピックアップしました。
- 稼働時間が長い
- データ管理がしやすい
ガーミン935
ガーミン945
エプソンJ350
スント アンビット3
【総評】GPS機能付きランニングウォッチおすすめ比較
メーカー別におすすめのGPS機能付きのランニングウォッチをご紹介しました。
メーカーや機種によって搭載している機能、色やデザインもさまざまです。
私が使っているエプソンのSF-850はリーズナブルなのに心拍計測機能も付いていて、稼働時間も長くて かなり使い勝手がいいのですが、製造終了なのが残念です。
エプソンがない!となると、一番のおすすめはランニングウォッチの王道「ガーミン(GARMIN)」です。
その中でも心拍機能が付いていて、できれば稼働時間が長いものがベストです。
ガーミン230Jはリーズナブルで稼働時間も16時間と長いのですが、単体で心拍計測できません。
長くランニングを続けることを考えると心拍計測はできた方がベターです。
お財布との相談にはなりますが、、、私が今買い替えを余儀なくされたら 機能充実のガーミン935か945を選びます(๑•̀д•́๑) キリッ
機能やデザインともに納得のランニングウォッチを手に入れて、ランニングライフを更に充実させてください(^_^)
なずなこさん
はじめまして*今年、本格的にランを始めたicowlと申します。
なずなこさんのblogにいつも元気をいただいています。いつもひとりで走っているので、なずなこさんのblogは私にとって心の友だちです☆
松江城マラソンが行われる県に私は住んでいます。
どうか、楽しんで走ってくださいね。
そしていつか、どこかのレースでなずなこさんにお会いできることを楽しみにしています。
icowlさん
はじめまして。コメントありがとうございます♪
ブログも読んでくださってありがとうございます(^_^)
島根にお住まいなんですね。
私ももともと1人で走っていたのですが、Twitterを通じてたくさんのランナーさんと知り合えました。
icowlさんは今年からランを始められたんですね。
またどこかの大会でお会いできるといいです♪
今後ともよろしくお願いします\(^o^)/